レトロで新しい。新時代のドット絵まとめ
はじめに
新作ゲームでドット絵を使おうかなと思ったので、 レトロなピクセルアートだけど実は新しい技術を使っている作品を紹介しつつ、
新時代のドット絵ともいえるような映像表現手法を体系化したので、以下にまとめる。
概念1 「グロー」
グロー(Glow)とは、強い輝きで光が溢れるような効果のこと。
我々がインベーダーゲームをやっている時に見ているドット絵は、 ピクセルパーフェクトに視覚に届いているわけじゃない。 初期の黒背景ベースのファミコンやアーケードゲームではドット絵のまわりが ぼわーんと光って眼球に見えている。
これを再現するとレトロクールな印象の画面になる。 グローを効果的に使っているゲームとしてはPuppy Gamesの作品が挙げられる。
そのためゲームのデータには無いが、眼球にはこのスキャンラインが見えていた。
現在主流の液晶やELには無いので、自力で再現するとクールだ。
普通ドット絵は1ドット/1ドット。と思いきやそのルールを破るのがこれだ。
0.25ドット分ハイライトを入れることで、ピクセルに硬質感や立体感を与える。
グラデーションのみ1ドットより細かくし、ライティングを表現する。